
大阪から北陸に移り住んで18年ちょっと。毎年訪れたいと思いながらもなかなかタイミングが合わずに過ごしてきましたが、今年は遂に念願叶って行ってきましたよ!ホタルイカの身投げ(ホタルイカすくい)。

「ホタルイカの身投げ」とは、写真のように青白く輝くホタルイカが無数に浜辺に打ち上げられる様子を指します。その光り輝く様はまるで星が海に降り注ぐかのようで、非常に神秘的で富山湾では毎年3~5月頃に発生します。
この記事では、ホタルイカの身投げについての一般的な情報から、実際に観に行ってきた体験談、そしてこのホタルイカの身投げを観るために研究したノウハウや情報などを包み隠さずご紹介したいと思います。
【目次】
1. 「ほたるいかの身投げ」って何?

「ホタルイカの身投げ」とは、富山湾で春に見られる自然現象で、産卵のために浅瀬に上がったホタルイカが一斉に海岸に押し寄せ、産卵後に力尽きて浜に打ち上げられる様子を指します。通常、ホタルイカは深海で生活しており、特に3月から6月にかけては、卵を持った雌が群れをなして富山湾に押し寄せます。ホタルイカはその名の通りホタルの様に青白く光るので真っ暗な海辺や海岸でホタルイカが青白く光る光景はとても神秘的なものです。
この現象が発生するメカニズムはよく判っていないようなのですが、産卵を終えた雌のホタルイカが新月で方向感覚を失って海岸に迷い込んでしまい、深海に戻ることが出来ずに力尽きてしまうために発生する、といった話を聞いたことがあります。そしてこの身投げの時は海岸で人間が網で掬(すく)ったり手で捕まえることもできるので、「ホタルイカ掬い」として人気もあり、シーズン中は県外からもこの現象を目指してやって来る観光客も多くいます。


2. 実体験レポート:ホタルイカ身投げに行ってきました
北陸に引っ越してきて以来、ホタルイカの身投げについてはよくお聞きしていたのですが、
- 自然相手なので観れないかもしれないというリスク
- 3~4月の北陸はまだ寒い!
- 小さい子供を連れて行くのは危険(海に落ちたら大変)
- 夜中に富山まで行くのが苦痛
などなど、「行かない理由」もたくさんありまして(笑)、毎年「機会があれば行きたいな~」くらいには思っていたのですが、実際にはなかなか行けずに10年以上経ってしまいました。
ただ今年は大学に通っている大学生の息子達がたまたま帰省しており、中学2年生の息子も「行きたい!」と言っていたのでこれがラストチャンスかなと思い、重い腰を上げて行く事にしました。今シーズンはホタルイカが豊漁という事もあり、初心者でもそれなりに楽しめたので結局2回も行ってしまいました(笑)。
ホタルイカすくい初挑戦!
事前に富山の漁業関係者や釣具屋さん、インターネットなどでいろいろと調べて準備(詳細は後ほど説明します)をした上で深夜に息子達を叩き起こしていざ出発!一番オーソドックスではないかと思われる四方漁港周辺に行きました。
深夜2時頃に到着したのですが、もう漁港周辺は駐車されている車でいっぱい。遅かったかな、と一瞬不安になりましたが海岸沿いの道に駐車でき早速偵察部隊(大学生の息子達)を派遣したところ漁港の端でボチボチ獲ってるよとの報告が。そこで早速虫取り網とバケツを持って現場に急行!
さすが身のこなしが素早い元気な大学生、私とチビが到着したころには数匹ゲットしていました。
ただ、私が用意していたのはチビが使っていた100均の虫取り網。これでは少し深いところにいるホタルイカに届かないので諦めて砂浜エリアに移動。※他の人たちは柄の長い釣り用の網やそれを更に竹竿に括り付けて長くして使っていました。
そして漁港隣の砂浜に到着。こちらでは海に入ってホタルイカを捕る事になるのですが、そのための用意はバッチリしてありましたので早速開封して入水。
満潮を過ぎたあたりからホタルイカがいっぱい岸辺に寄って来て、最後の方は砂浜で100均の虫取り網しか持たず長靴でウロウロしていた私でも取れるくらいたくさん身投げで寄ってきましたよ。
周りには大きなクーラーボックス満タンになっている人もいらっしゃりましたが、初心者としては大満足♪結局1.5キロほど捕れたところで満足して帰ってきました。
2回目は爆獲れ!
初挑戦の日がたまたま大当たりの日だったようで、とても楽しかったので翌月は中2になるチビと二人でまた行ってきました。今回も自宅に近い四方漁港辺りにしようかな~と思っていたんですが、掲示板をチェックしてみると…。
この前と同じ四方漁港に行こうと思ったんやけど、掲示板見ると新潟寄りの入善とか朝日で獲れてるみたいな感じやな…。でも遠いし、どうしようかな…。

父ちゃん、折角来たんやし獲れる所に行こうぜ!※僕は車で寝るけど(笑)
そうやな…。四方漁港に寄ってホタルイカいなかったら残念やし、ちょっと遠いけど頑張って行ってるみようか!
思い切って入善町までGO!!
道中は海岸に近付くと本当に波音しか聞こえない漆黒の暗闇で怖いくらいでしたが、ナビに誘導されて目的地に行ってみると海岸線の一部だけが車のライトやホタルイカ捕りの人のヘッドライトで明るくなっていたのですぐにわかりました。


今回は砂浜ではなく岩場です。サッと掬うだけでも10尾くらい獲れたりします。チビも大満足ヽ(^o^)丿。
後半は更にたくさんのホタルイカが接岸し(あまりに忙しくて撮影するのを忘れてました…)、お祭りの夜店にある金魚すくいの水槽の中に網を入れるような感じで取り放題でした。
で、持って行ったクーラーボックスがいっぱいになったので撤収。こんなに捕れました。あまりの重さにギックリ腰になるところでしたよ。





事前準備と現地で学んだテクニック大公開♪

いつ行くのがベストなのか?

ズバリ!おススメは2月~5月頃の新月(月が見えない夜)の日前後だそうです。
ちなみに翌日・翌々日くらいまでは続くことが多いそうなので、SNSなどをチェックして翌日にその獲れたスポットに行くのも可能性としては高いとのこと。実際行ってみてもネット(SNS)で調べても新月の前後の日がよく獲れているようで、逆に満月の日辺りは坊主(漁獲なし)の投稿が多い感じですしこれは間違いないのかな~と思います。
満潮時を狙え!

満潮時を狙え!
という事も店長さんからお聞きしました。
実際、2回とも満潮時を狙って行ったのですが、満潮を迎える頃から徐々にホタルイカを見かけるようになり、いわゆる爆湧き状態になったのは満潮後1時間くらいしてからでした。掲示板を見ると逆に満潮とは関係ない時間帯は同じ場所でもまったくイカが見えていない、みたいな投稿が多いので、やはり満潮時が狙い時というのも正しいのではないかな、と思います。
その他の天候条件

- 前日に雨が降って水が濁っていないこと
- 比較的暖かいこと
- 海上が荒れていない(波が穏やかな)こと
- 南風が吹いていること
要は穏やかで暖かい日の方が深海に潜っているホタルイカが海面に上がってきやすいみたいです。
事前に準備するもの
基本的には虫取り網と長靴、懐中電灯、バケツでも良いとは思いますが、どうせ行くなら道具を準備して行った方がより楽しめると思います。私が購入したのは次のアイテムたちです。【LEDヘッドライト】


【チェストウェダー(防水のつなぎ)】

【釣り用のタモ(網)】

ちなみにベテランっぽい人の中には竹竿の先にこのタモをガムテープでグルグル巻きにして延長して掬っている猛者もいましたよ(笑)。
【クーラーボックス】
獲れたホタルイカを入れて持ち帰るのに使います。中にはザルを持って来ていてその中でホタルイカの水を切ってジッパー付き袋に入れて持ち帰る人もいましたが、やはり車が汚れるのでクーラーボックスも必須だと思います。【防寒着】
いくら春にかけての季節とは言え、北陸の夜は冷え込みます。ましてや海沿いなどは風もありますし、防寒対策は必須です。くれぐれも風邪を引かないように準備して行ってくださいね。当日にすべきことは何?

そんな最新情報をゲットするのにおススメは
ネット掲示板の富山湾 ホタルイカ 捕らんまいけ〜ぇ くコ:彡です。


獲ってきたホタルイカの料理法

ホタルイカの塩茹で(桜煮)

塩分濃度3%位のお湯にホタルイカをドボーンと入れて2~3分しっかりと茹でてザルに揚げるだけ。
さすが高級食材・富山湾産のホタルイカ。身がふっくらしていて見るからに美味しそうです。このまま食べても身がプリプリで美味しいですし、酢味噌和えにしても最高です。

ホタルイカの素干し(干物)

何も加えずにただ1尾ずつ網に並べて干すだけ。でも、晴天時に数日干すとホタルイカのキモ(内臓)がしっかりと濃縮して、それはそれは美味しい酒の肴になるんですよね~。

ライターで炙りながらチビチビとお酒を頂くと最高のひとときです。これは販売もしていますので宜しければ下のバナーからどうぞ↓

ホタルイカの醤油漬

ほたるいかのしゃぶしゃぶ

さぁ、皆さんも機会があれば是非「ホタルイカの身投げ&ほたるいかすくい」にチャレンジしてみてくださいね!
ホタルイカに関しては次の記事もご覧ください(画像をクリック)。
- お魚屋さんがコッソリ教える!意外と知らないホタルイカの秘密【ほたるいかに関するまとめ】
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