ホタルイカの沖漬けとは?本物はほとんど流通していない理由

ほたるいか漁

ホタルイカの「沖漬け」を探している方へ。

実は、市場で「沖漬け」として売られている商品のほとんどは、本来の意味での沖漬けではありません。

この記事では、ホタルイカの沖漬けとは何か、なぜ本物がほとんど流通していないのか、そして美味しいホタルイカを選ぶためのポイントをお伝えします。

ホタルイカの沖漬けとは

沖漬けとは、調合した醤油エキスをタンクに入れて漁船に持ち込み、水揚げ直後の生きているホタルイカをそのタンクに入れて醤油を吸わせたものです。

ホタルイカが生きた状態で醤油を吸い込むため、身の中まで味が染み込むのが特徴です。

一方、港に持ち帰ってから醤油に漬け込んだものは「醤油漬け」と呼ばれます。

沖漬け 醤油漬け
漬け込む場所 船上 陸上(製造工場など)
漬け込むタイミング 水揚げ直後 陸揚げ後
ホタルイカの状態 生きたまま 陸揚げ後
生産量 非常に少ない 一般的

本物の沖漬けがほとんど流通していない理由

本来の沖漬けを作るのは、非常に手間がかかります。

ホタルイカ漁は夜通し行われる重労働です。網を引き上げ、ホタルイカを選別し、船上で様々な作業をこなす合間に、別で持ち込んだタンクの醤油に漬け込む作業を行う必要があります。

夜間のホタルイカ水揚げ作業
夜通し行われるホタルイカ漁。この忙しい作業の合間に船上で醤油に漬け込むのは至難の業。

この手間を引き受けてくれる漁師さんは非常に少なく、本当の意味での沖漬けはほとんど生産されていません。

そのため、市場で「沖漬け」として販売されている商品のほとんどは、厳密には「醤油漬け」というのが実態です。

では、何を基準に選べばいいのか

「沖漬け」か「醤油漬け」かという名称にこだわっても、実際には同じものである可能性が高いことがわかりました。

では、何を基準に選べばよいのでしょうか。

名称よりも、どこで誰が作っているかが美味しさを左右します。

1. ホタルイカの本場・富山湾産かどうか

ホタルイカは富山湾以外でも獲れますが、富山湾産のホタルイカは他の地域のものに比べて大きくふっくらしていて、食感も良いのが特徴です。

ホタルイカ漁が盛んな富山県、特に魚津市や滑川市はホタルイカの本場。地元で長年ホタルイカを扱ってきた専門店には、美味しく仕上げるノウハウが蓄積されています。

2. ホタルイカ専門店が作っているか

様々な水産物を扱う業者よりも、ホタルイカ一筋で製品を作り続けている専門店の方が、醤油の調合や漬け込み時間などに独自のこだわりを持っています。

3. プロの料理人が使っているか

全国の居酒屋や料理屋で使われている商品は、味にうるさいプロが認めた証拠です。

ほたるいか醤油漬
ホタルイカ醤油漬け。富山県魚津市のホタルイカ専門店が丁寧に漬け込んだ一品。

まとめ

  • 沖漬けは船上で生きたホタルイカを醤油に漬けたもの
  • 醤油漬けは陸で漬け込んだもの
  • 本物の沖漬けは手間がかかり、ほとんど流通していない
  • 市場の「沖漬け」のほとんどは実際には醤油漬け
  • 名称より「どこで誰が作っているか」で選ぶのがおすすめ

当店では富山県魚津市のホタルイカ専門店が作った醤油漬けを取り扱っています。

→ ホタルイカ醤油漬けの詳細はこちら


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